技術資料
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耐風圧性
耐風圧性とは、サッシ・ドアがどれくらいの風圧に耐えられるかを表す性能です。
台風などの強風によってサッシ・ドアが変形したり、ガラスが割れたり、また障子が脱落したりすることなどがないようにするために非常に大切です。 -
気密性
気密性は、サッシ・ドアのすき間からどれくらいの空気(すきま風)が漏れるかを表し、断熱性・遮音性に大きく影響する性能です。 冷暖房時の熱損失を少なくする、騒音の侵入を防ぐ、砂やほこりの進入を抑えるためにも気密性の高いサッシ・ドアが求められています。 また、高気密になるほど、快適な室内環境を保つため、換気に対して十分な注意が必要になってきます。
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水密性
水密性とは、雨を伴った風のときに雨水の侵入をどれくらいの風圧まで防げるかを表す性能です。 サッシ・ドアが風雨にさらされた時、室内に雨水が浸入することは好ましくありません。水密性は、風雨による浸水を防ぐ上で大切な性能であり、 建物の立地条件により風雨の程度は異なるので条件にあった性能を持ったサッシ・ドアを選ぶ必要があります。
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断熱性
断熱性とは、熱が移動=損失するのをどれくらい抑えることができるかを表す性能です。 快適な住生活のために用いられる冷房や暖房の熱は、一般建築物における単位面積当たり熱損失を比較すると、 窓からの損失が大きなウェイトを占めます。したがって省エネルギー効果を高める上で、サッシの断熱性向上は最も重要な要素です。
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遮熱性
遮熱性とは、開口部の遮熱性能は日射熱取得率を指標として評価され、η値(イータ値)と呼ばれます。 日射熱取得率は、外からの日射熱が開口部を通して室内にどれだけ入るのか、その比率を示します。 よって、0から1の範囲で表されます。夏期は、室内に日射熱を入れたくありませんので日射熱取得率は Oに近い値が求められます。逆に冬期は、積極的に日射を取り入れたいので1に近い値が求められます。
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結露防止性
湿気を含んだ空気が、冷たい物に触れると過飽和状態になり、水分と なって冷たい物の表面に現れる現象を結露といいます。
結露防止性とは、結露の発生をどの程度防げるかをいいますが、室内の表面温度を上げるか、湿度を下げるかに よって結露の発生を防ぐことができます。 -
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